社会科学研究会

一人の人間を救えない社会科学なんていらないー日本のこと、世界のこと、人間のことを真剣に考え発信します。

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

歴史教育とはなにか

歴史教育と歴史教科書は、どのようなものであるべきか。学校における歴史教育や歴史教科書について、どのように考えるべきか。今回は、そのことについて考えてみようと思います。まず、歴史教育の基礎には必ず思想が存在します。これは避けられない事実です…

集団的自衛権の時代ー適正化と課題

集団的自衛権の本質とは何か。また、集団的自衛権をめぐる日本にとっての今後の課題は何か。今回は、そのことを考えてみようと思います。集団的自衛権の歴史は、今から約百年前の第一次世界大戦後に遡ります。多数の軍人だけでなく多数の民間人も犠牲になっ…

理性なき民主主義

日本人が、日本を見る時、そこにどのような光景が見えているのでしょうか。また、日本人が外国を見る時、どのような目で観察しているのでしょうか。例えば、近年、ヨーロッパや世界各国において様々な問題が顕在化しています。「自分自身との結婚」を宣言し”…

この国をまもるためにー日本の安全保障の現実

日本の安全保障の現実は今現在、不安定であり危険な状態である、と私は思います。やがてはさらに危険な事態が起こる可能性もあります。その原因はどこにあるのか。原因の一つは、日本国憲法、特にその第九条にあります。日本国憲法第九条第一項は、以下のよ…

フランス革命以後の国家観ー歪んだ自意識とこの国のかたち

1945年(昭和二十年)8月15日の正午、昭和天皇陛下による大東亜戦争終結ノ詔書の音読放送(玉音放送)が、日本の降伏を国民に伝えました。当時皇太子であられた今上天皇陛下は、玉音放送が終わると静かに涙を流されたと伝えられています。翌年の11…